「智頭町視察」

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明けましておめでとうございます。

今年も幸多い年でありますようお祈り申し上げます。

早速ではありますが、昨年末に鳥取県八頭郡智頭町に視察に行ってきました!

智頭林業の植樹の歴史は、350年以上といわれています。

町内には「慶長杉」と呼ばれる樹齢300年以上の人工林が残り、吉野・北山に並ぶ歴史ある林業地として、全国的にも高い評価を受ける素敵な場所です。

智頭町に入ると山の様子が別格に美しく驚きました!

密植されたことで木は上に上にと成長し、結果的に年輪が中心から外側まで等間隔に円を描きます。杉は早くに枝が枯れあがります。ヒノキは10m近く枝打ちがされていました。智頭の沢山の人たちが豊かな山林を作りたいとの思いが感じられました!!

そこで林業をされている皐月屋の大谷さんをお伺いしました。

その中で作業道をつける予定の山林にて、野村先生のもと路線設計のための踏査を行いました。

踏査では一度、良さそうな路線を探し出して目印を付けます。それを基に登っては降るを繰り返して最善の路線を決定していきます。

その後、実際に路線設計をして作られた作業道の入った山林を見させていただきました。

皐月屋の作業道づくりで大切にされているとこは伐採の作業効率で考えず、その道が山の安全性を損なわないということです。小型重機が通るに十分な道幅2.5m以下で、傾斜のきつくない「棚」と呼ばれる部分に道をつくることで山への負担を最小限に抑えています。山のことを第一に考えているのです。そうして、棚と棚を結ぶ路線設計で作る道はとても美しい曲線を描きます。

豊かな山林を作るために木を大切にし、土地を活かす。そのためにどうするかを考えながら、山林に携わっておられる方々を見ているととても楽しそうでした。これぞ、林業ですね!!

智頭町、そして智頭の皆さま、ありがとうございました。

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