「テッポウムシとの戦い」

その他

皆さま、こんにちは!

9月に入り、台風の上陸が気になる季節になりましたね。暑さは変わりありませんが!

今回は樹木内部を食害する、テッポウムシの駆除にチャレンジしたので紹介します!

テッポウムシはカミキリムシ(成虫)の幼虫になります。このテッポウムシは、1~3年間にわたり枝や幹の中をトンネル状に食害するため樹勢が著しく衰え、枝が枯れたり、木そのものが枯れたりします。また、枯れない場合でも強風時に折れて思わぬ被害を受けることもあります。侵入口からはオガクズ状の虫糞が出ます。しかも、テッポウムシの食害した穴に蟻が巣を作ったり、腐朽菌に侵される可能性も出てくるのです。そのため、穴は早めに塞がって欲しいのです!

対象木は自宅の庭に植えてあるモミジです!初夏から、このモミジの株元に大量のオガクズ状の虫糞が目立つようになりました。

虫糞の量からして、この量あるいはこれ以上の量の木部をテッポウムシに食われていると考えると心配になってきますね。

テッポウムシは2㎜程の穴を開けます。

現状で虫糞が出ている穴だけでも、30カ所以上ありました。どうやら、モミジ内部に複数匹のテッポウムシがいるようです。

30カ所も穴が開いている状況だと、いつ腐朽菌による腐れが始まるのか恐ろしくなってきますね。

そこで、大切になるのは穴を清潔に保つことです!

まずは穴周辺の虫糞を取り除きます。

次に、テッポウムシの駆除です。テッポウムシは3年間、木の中に迷路のように穴を開けていきます。そのため、穴から専用スプレー殺虫剤を注入しても駆除できない可能性があります。また、大量に注入するとモミジ自身に大きなダメージを与える可能性があるので要注意なのです!

そこで、今回使用したのがこちら!

テッポーダン

このテッポーダンで穴をふさいで圧死させます!テッポーダンとセットではいっているテッポーダン粒を先に穴に入れて、テッポーダンで穴をふさぎます。

穴が小さかったのでキリを使って、穴を拡張しました。

その穴にテッポーダン粒を3粒入れます。

そして、穴にテッポーダンで穴をふさぎます。粘りのあるものなのでテッポウムシも穴の外に排出できないのではないでしょうか。

手に付いたので水で洗いましたがなかなかとれるものではなく、雨にも強いと思われます!

こうして、40分程度ですべての穴をふさぎ終えました。

しばらく経過を観察していきます!

枯れるなよ、モミジ!!

ヤマアカガエル

安芸高田市に研修に行った際、山の中で見かけました!お腹の膨らみからすると、しっかりと餌を食べているようですね!

観察していると、目の前の枝に向かって追突する姿を見せてくれました。とても癒されました!かわいい!

このカエルの変わった特徴として、産卵期にあります!田んぼでよく見かけるアマガエル、トノサマガエルなどは5月に産卵することが多いですが、アカガエルは2月に産卵のピークを迎えるのです!ほかのカエルが冬眠している寒い時期に産卵しなくてもいいのではないかと思いますよね。

それは、他のアカガエル類にも同じことがいえるのですが、理由の一つとして、寒い時期には天敵となるヘビや、幼生の天敵となる水生昆虫がいないため、敵の少ない状況で繁殖および幼生の成長が可能となるから、と言われています。

しかし実は、アカガエルが寒い季節に繁殖するのは、さらに根本的な理由があります。

それは「アカガエルは北方起源のカエルであり、卵の胚が暑さに弱い」ということです。

そのこともあって、陰も少なく暑くなりやすい田んぼで見かたことがないんですね!

では、また。

伊藤でした。

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