山林とSDGs

こんにちは。株式会社FOREST WORKER 臼田です。

10月29日に満点ママプラスにて弊社の取組みが紹介されました。

旅行会社の方に協力して小学生と山の中でSDGsについて考えました。その様子が紹介されたのですが、会社名も出ることなく、講師の草川も「森の達人」とだけ紹介されたため、あの達人はどこの誰だ!と巷で噂になっているかもしれませんw

10月の9日と23日にSDGsの教育旅行のお手伝いをさせていただきました。今回はその内容を少し、触れて最近の活動報告とさせていただきます。

SDGsの活動について

以前少し触れたかもしれませんが、現在休眠預金事業というものの採択を受け、活動しています。持続可能な山林管理を模索し、林業で雇用を促進することで地域活性の可能性を探る活動にしていく予定です。

その中で我々が課題に挙げていることがSDGsとしてどのように関わってくるかまとめる必要がありました。お恥ずかしながらそれまでSDGsという単語事態ほとんど聞いたことがなく、なんのこっちゃ分からん状態でした。

そこから少し勉強し、自分たちの活動と照らし合わせてみたところ、林業というのは地域、自然環境の根幹にかかわる職業であり、山林を守り育てることはそれだけでSDGsの多くの項目に関わることだということが分かってきました。

特別なことではなく、我々が普段している仕事がそのままSDGsの活動そのものであると思っています。それには人々の社会であったり、地域、日本、世界の環境への思いであったりを意識して思いを込めた仕事が必要だと思います。木を植えることがいいこと、木を切ることが悪いこと、と言う事ではなく、植えたり切ったりは手段であって、それらが山にどう影響するか、丁寧で確実な仕事をすることなどがそのままSDGsに繋がるのだと思います。

小学生とSDGs

実は小学生に我々の仕事を紹介する機会もいただいて、私も立ち会いました。それも授業の中でSDGsを勉強する時間に招待され、仕事の内容とSDGsとの関わりについて草川が話したのですが、ちょっと小学生には難しかったかもしれませんが、子供たちに何かヒントが残せたかと思います。

驚いたのが我々より子供たちの方がSDGsについて詳しいのです。しかも高学年になると本格的な取り組みもしているとのこと、SDGsで課題とされていることはほとんどが今までの大人たちが解決出来ていないものばかりなのに現役の大人たちより子供達の方が真剣に積極的に取り組んでいる事実に将来が明るく思う反面、情けないような気持ちもしてきます。今の自分達の仕事を真剣に将来に繋げていかなければならないと改めて思っています。

小学生へのSDGs教育旅行

今までに2回実施し、概ね成功なのではないかと自負していますw

内容は3時間弱くらいの時間で、SDGsの講義、木こりになってみよう、道を作ってみよう、木を植えてみよう。と大まかになっています。

一番悩んだのはSDGsの講義です。参加者が小学生となっているので1〜6年生どの学年も参加できます。実際に1年生から6年生まで参加してくれたため、SDGsへの理解や山の役割や林業への関心もまちまち、そこで話の難易度は小学生としては難しく、大人としては理解できる内容としました。これはある賢者の助言にもよるのですが、SDGsのことは親の方が勉強したいとのこと、 実際やってみても親の方が大きく頷いてるw

大人と子供の知識の差を今回のような機会に解消できればいいと思い、ちょっと難しく子供には退屈な話も事前にすることで、後々親御さんが語部として子供たちに伝えてくれればいいのかと思い、このような構成にしました。我々が全てを子供に伝えるのではなく、親の口から自然お大切さや山へ手をかける意味を少しでも伝えていければそれで十分意義があると思います。

そう言った意味でもとても有意義なイベントになっています。

子供たちの反応

実際の様子ですが、講義の時間はとても退屈そうですw

ですが、一旦フィードにて歩き回りながら話をしていくと目の色が変わってきます。「松ぼっくりだ!」「どんぐり見つけた!!」「こっちにもある!」いつの間にか大人たちより先に子供が走り回ります。もっと素敵なのはそれに釣られて親の目の色も変わってくることです。「あっここにもあるよ。」「あっちの木の下も探してみよう」「うわっ幼虫がいた」声だけ聞いていたらどちらが大人か分かりませんw

こういう感覚がとても大事なのかと思います。そんな感覚を思い出してもらえただけでも十分意義のあるイベントでした。

今後のイベント

実は11月にも最後のイベントを計画しています。11月20日、21日です。定員が親子合わせ20名ですので、定員になり次第応募締め切りとのことです。詳しくは東武トップツアーズ広島支店まで。

イベントでお会いできるのを楽しみにしています。今後も同様のイベントを独自に企画予定ですので、告知をお待ちください。

臼田でした。それではまた。

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