「染みわたるクマザサ茶」

ものづくり

皆様こんにちは!

ここ数週間、下刈りを行っております!

雨の日もあれば、晴れの暑い日もあります。この時期は特に飲み物が必要になってきます。暑い中、冷たい飲み物を飲めるので最高なわけです!

そこで今回は手作りしたお茶を冷やして持っていきました!!

しかも、手作り。そう、一から原料を準備して焙煎してお茶にします。

気になる原料はクマザサです!

初夏、新しい葉を展開します。美しい緑色をしています。

恥ずかしいですがクマザサを漢字で書くと「熊笹」と書くものだとつい最近まで思っていました。正しくは「隈笹」と書くことに驚きました!クマザサの葉は冬を越すと緑色をした葉の縁が白く、隈られることから命名されています。中には白い隈取がないものもあります。

山に広く分布しており、年中葉をつけているクマザサですが、凍てつく寒さにでもその緑を保つ生命力は驚異的です。実はとても栄養価が高いのだとか。

クマザサをお茶にして飲むと、血液を浄化しサラサラにする効果、抗アレルギー効果、免疫機能の活性化などの効果があるようです。

今回は一番栄養価が高いといわれる若葉を収穫しました。

収穫したクマザサを乾燥させます。

更に乾燥させること数日。

ここまでくるとササのやさしい香りがしてきます!これはおいしいお茶が出来そうだ!!

乾燥させた葉を焙煎するときにむらが出ないように幅2㎝ほどに揃えてハサミなどできります。ワイルドな炎で焙煎。

とにかく、焦がしすぎないように!

笹の葉のいい香りが強くなって、茶色く色づき始めたら茶葉の完成です!

あとは、水を沸騰させて5分くらい煮立たせます。

ん~!早く飲んでみたい!!

茶葉が開いて色が出てくると火を止めて葉をこせば完成です!!

冷やしたクマザサ茶を水筒に入れて持っていき、下刈りの昼休憩にみんなで飲んでみました。

飲んでみんな「ビックリ!!」うまいぞ、これ。

想像してた以上にお茶なんです!!

ほのかな甘みがあり香りがよく、飲みやすい。

少し手間はかかりますがまた作って飲みたくなりました!

「ササユリ」

今回のブログはササ特集に見えてしまいますね!クマザサはイネ科ササ属、一方でササユリはユリ科ユリ属なので全くの別種です!

下刈り現場までの歩道にて美しい花を見せてくれました!

発見した社長兄弟もこの笑顔!!

山中でこの大きさの花はなかなか見ないのでピンクがかった白色の大きな花が一際目立って見えました。そして上品な香り。

ササユリの花言葉は「清浄」と「上品」。美しい色の花を咲かせるので、清浄と上品という言葉はとても合いますね。主張が無い訳ではありませんが、決して前に出ようとすることのない上品さを感じさせます。

このササユリを見た瞬間とてもとてもうれしい気持ちでいっぱいになりました!なぜなら、ササユリはレッドデータ*¹で他県では絶滅危惧Ⅰ類に指定されている貴重な存在だからだ。この個体もどうにか生き残り、子孫を残してほしいと強く思いました。

では、また。

伊藤でした。

*1:環境省により、絶滅の危機に瀕している野生動植物の名前を掲載している。その危機の現状を訴え、個体や生息地などの保護・保全活動に結びつけようという目的がある。

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