皆さま、こんにちは!
庄原の奥の方に入るとまだまだ、雪が残っていました。
そんな、状況ですのでつい最近まで庄原から南下しまして広島市安芸区のほうで里山林整備を行っておりました!
里山林整備の目的は、土砂災害防止、生物多様性の保全、鳥獣害被害防止、自然とのふれあい等があります。
実際に朝、現場に付くと藪の中から大きなイノシシが出てきてビックリすることもありました。人と獣との距離がかなり近い状況になっているので里山林整備の必要性がよくわかります。
また、現場付近に住宅街があるので安心して自然とのふれあいが行える場にしたいですね!
今回の里山林整備の条件として、歩道の作道がありました!
山林に入ってみると、急斜面があったり地面は枯葉・枯れ木で足元が滑りやすい状況にあり思うように歩けないものです。
そんな時に歩道があると、とても歩きやすくなります!
林業を初めて2年がたちますが、歩道を掘るのは初めてです!実際にやってみたかったので楽しみでしたね~!
基本的には植え付けで使用して鍬で手掘りします。アナログな感じがいいですね!
まずは、社長に手順やコツを教えてもらい掘ってみました。
まさにこの感じ!僕が保育所の頃に重機になりきって鍬で工事ごっこ遊びを思い出しました!!笑
ここからはどんどん掘りますよ!
歩道を掘りたい箇所の地面を綺麗にします。枯葉・枯れ木を取り除いて地面の土が見える状況にします。
後はモグラのごとく、掘っていきます。これが案外、息が切れて疲れます。笑
重機の無い時代の人々はこのように道を切り開いてきたのかなとか考えながら、掘ると全く苦にはなりません!
掘った歩道を歩いてみると、歩きやすくて最高でした!
斜面をそのまま掘ると急勾配になりそうなところには伐採で出た木材を使って階段を作くりました。
この傾斜地は登る方向に歩道を作りたいと思います。
土は比較的柔らかく掘りやすくいいのですが谷側に土を盛ると流れるように落ちていきます。
そんな時は丸太を据え付けた上で掘り始めます!
丸太を据え付ける時に必要なのがお手製の杭です。ヒノキの幹を鉛筆の様にチェンソーで切ります!
この時、円の中心に先端を作ることがポイントになります!そうすることで、杭を打つときに真っ直ぐ入っていきます。
我ながら、いい尖り具合の杭を作れるようになりました!
ヒノキということもあって、加工性もよく、真っ直ぐなので使用するのにも都合がとてもいいですね~。流石、ヒノキ!!
おっと、ヒノキの杭に夢中で肝心の歩道の仕上がりを忘れていました!
これでこの斜面も歩きやすくすることができました!
地域の方々のお散歩コースになれば幸いです!
ではまた。
伊藤でした。