竹林の景観整備

現場のこと

今回は、広島市のとあるお宅の裏山の景観整備に向かいました。

街中から車で数分、小高い宅地を登った所が今回の現場となります。

お宅の裏を登りますと、そこには見渡す限り竹林が広がっています。

(作業前の写真を撮り忘れてしまいました!)

今回は5割の伐採ということで、見た目の良さを考えながら半数の竹を伐っていくということだそうです。

竹は根からどんどん増え、育ちも早いため、定期的な整備が必要となるそうです。

実際に竹の伐倒を行ってみてなのですが、ヒノキの間伐とはまた感触が違います。

ヒノキの場合、枝ぶりがよく強いので倒したときに他の木に掛かってそこから処理していくのですが、竹はというと表面が滑らかで枝が細いので伐ったときに掛かりにくく、するする~っと倒れていきます。

しかし密集して生えているところでは、やはり掛かりますので、その場合はヒノキと同様に少しづつ伐って短くして行きます。

始めはあまりに竹が多く、どこから手を付けていいのか迷うほどでしたが、まずは枯れたものから処理して数を減らして行きます。

ヒノキでもそうだったのですが、枯れたものや腐ったものほどより注意が必要となります。

というのも、伐るときの振動や倒すときの衝撃で木の上部が折れたり崩れたりして、降ってくる可能性があるためです。

なのでしっかりと上部の状態を確認してから行います。

そうして竹の数が減ってくると、掛かることが少なく倒しやすくなりました。

あとは竹を杭にし、そこに集めていきます。こうしてできた物を「棚」と呼びます。

その棚ですが、集めただけでは枝葉が飛び出してはみ出たりすることがあります。

そのため仕上げとして刈払機でそれらを処理し、見た目を整えてあげます。

基本的な整備の流れとしては以上で、今回はそれらに加えて歩道造りや土砂崩れ防止に伐った竹で造ったりと、新しく経験させていただけることも多く、新鮮な現場でした。

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