唐突ですがこのたび私、木こりになりました。
というのも、今週からついに間伐作業に参加させていただけるようになったのです。
※間伐の作業内容ついては弊社HPの「間伐」もご参考に。
以前のブログ記事で、初めてチェンソーを扱った時のことを書いているのですが、
以前は集積作業の一場面で扱ったのが、今回は一日を通して伐っていきます。
間伐に入るまでの心境なのですが、もうガッチガチに緊張しておりました。
なぜならば。
こわい!
これにつきました。
想像してみてください。
皆さんの近くにもあります電柱、あれよりも太いものを伐って倒すのですよ。
もし人に当てたら、自分に当たったら。。。
ああ考えただけでも!
と、正直少しナイーブになっていたのです。
が、どっこい。
案ずるより産むがやすし。
西川きよし。
実際にやってみると、気持ちが変わりました。
楽しいのです!
初めての間伐ということで、基本となる安全確認や木の状態の確認、倒し方やその仕組み、倒した後の処理の仕方など、先輩の方に事前にまずお手本を見せてもらい解説・指導して頂きます。
次は実際に自分で倒してみて、チェックやアドバイス、注意点を教わります。
以上を踏まえた上で、再度先輩の方にお手本を見せてもらい、先ほどの内容を確認します。
それが終わり、いよいよ先輩の方の目の元、伐っていきます!
初めは木が倒れそうになる時点でビビりあげ、倒れても思うところに行かず。
時にはチェンソーが木に噛んでその処理などにヒィヒィ言って。
という場面が常だったのですが、前もって教えて頂いていた、木の重心のかかり方や倒れる仕組みを考え、なぜ思った方向に倒れないか、チェンソーが噛んでしまうのかなどなど、問題の原因を探り、じゃあ次はこうしてみよう、とやり方を考えて試して行くのでした。
するとどうでしょう。
本当に少しづつですが、徐々に考えて試したことが当たるようになり、嬉しくなってきました!
以前の記事で、試行錯誤が楽しかったという旨の記事を投稿したのですが、
まさにこのように、やってみて→考えて→試して→出来た!
というサイクルと達成感が味わえました!
しかもしかも、ですよ。
それが木を一本一本扱うごとに感じられるのです。
さらにさらに。
一本一本、木の高さや曲がり具合、重心の位置や掛かり方、周囲や地面の傾斜などなど、条件も変わります。
そのぶん試行錯誤できる回数が増えます。
私的には、それだけ楽しみが増えています。
そして頭も使いますので、どんどん脳が鍛えられていく感覚がたまりません!
そうしてこの一週間はあっという間に終わりを告げるのでした。
。。。
一日の作業が終わった後は信じられないほど眠たく、朝起きたら体はバッキバキ。
正直想像以上にハードでありました。
ですが、終わった後は不思議と気持ちよさも大きく残りました。
達成感が得られたことや、ケガや事故もなく無事に、そして自然の中ですごせたことで生きている実感が得られたことが大きいのかなと思いました。
最初に感じていた「恐い」という気持ちはなくなりません。
それは先輩方も教えてくださったのですが、とても大切な気持ちで、それを失くしたらいけないと。
恐いという気持ちがあるからこそ、より安全に作業を行うように、周りを見て気を付けるようになると。
そのお話を聞き、今回初めての間伐を経験して、恐さを認識して安全対策をしっかりしたうえで、楽しむことを大事にしたいなと思い教わった現場でした。