大人に向けたSDGs

企業向けSDGsツアーの様子

こんにちは。臼田です。今回は企業向けSDGsのワーケーションの様子を報告したいと思います。

ワーケーションとは

ワーケーションとは「ワーク」と「バケーション」を組み合わせた造語です。たとえば自宅以外の場所、観光地や帰省などの休暇先でリモートワークを行うことをいいます。リモートワークとの違いは自宅やカフェで行うのではなく、旅行先で仕事するという点にあります。仕事と休暇という、一見すると相反するものが両立している点は、非常におもしろい取り組みであるといえるでしょう。

(「注目のワーケーションとは?メリットやデメリット、向いている職種を解説!」より引用。https://www.jtbbwt.com/business/trend/detail/id=1891)

ワーケーションツアーを通して

今回の企業向けのツアーも東武トップツアーズさんからの依頼で計画しました。内容は小動物の巣箱づくりと冬のアクティビティです。我々は山とSDGsの講和とディスカッション、山への巣箱設置を請負ました。

SDGsは子供たちにしていた話を少し経済的な内容にしました。巣箱の設置は子供たちがチップを撒いたりして植樹した山に行いました。これは実はその周辺でニホンリスの遺体が発見されているのが起因です。

実際ワーケーションと言う言葉を知らなかった私は打ち合わせの時にスケジュールをもらった時になんてスカスカなスケジュールなんだとちょっと心配になったのです。3泊4日のスケジュールで大まかな予定は午前に巣箱づくりの作業があると午後はほぼフリー、夕方にまた薪割り体験や焚き火などのイベントから夕飯までフリー、夕食後もフリー、体験旅行ならもっと内容を詰め込んで課題や体験でスケジュールをみっちり詰め込む、イメージだったのがこんなにフリーな時間あって企画する側として大丈夫なのかな?と思いました。しかし、これがワーケーションのスケジュールの組み方なのでした。

実際の様子

2日目の午前中、雪が超積もる中会場に向かい最初の講義をさせていただきました。講義は林業の作業を一通り説明させていただくところから山の管理をSDGsのつながりをご説明させていただきました。その後、株式会社OnePurpose 取締役の藤岡佳子さんにファシリテーターを務めてもらい林業の課題のディスカッションの予定だったのですが、弊社の企業としての課題の話題になり大盛り上がり、講義に赴いたのに逆にこちらが多くの学びをいただく結果となりました。その学びから新たな活動へ繋げていく展望が見えたのですが、それはまた別の機会に。

3日目はいよいよ巣箱の設置です。前日までの雪で現地は股下まで埋まるくらい雪が積もっていました。もちろん駐車スペースだけはしっかり雪かきして、設置場所までは気合いですw。参加者の方々は午前中にスノーシューのアクティビティをしていたのでそのまま持ってきいただきました。生まれてはじめてスノーシューが欲しくなりました。

研修を通して

秋に子供たちに整備して、植樹してもらった森に巣箱を設置して小動物が快適に過ごせる場所にならないかと思っての今回の企画です。しかも子供も大人も山に関わってもらうことができたのでとても有意義になったと思います。これもここだけで終わりにせずにいかに継続できるかが課題です。

そしてこのワーケーションですが、参加いただいた方はどなたも大きい企業の役職の方やご自分で会社を起こされている代表の方ばかりでした。その為、講義に赴いた時も開始ギリギリまでパソコンを開いて仕事をされたり、仕事の電話の対応をされてりで、大丈夫なんかな~?と思っていたのですが、講義が始まると一変して話に集中してくださり、貴重なご意見までいただきました。そしてまた講義が終わると仕事モードに入る方や巣箱づくりの続きをされる方、くつろがれる方など思い思いの時間を過ごされていました。これがワーケーションかーと実感したわけです。仕事自体から遠く離れる訳ではなく、でも非日常の体験を得て帰ることができる。仕事も継続しているので、可能な限り長い期間をその場所で過ごすことができるわけです。とてもいいシステムだと思いました。日本人はどうしても長期休暇を取ることに抵抗があり、社会的にも容認されることが多いとは思いませんが、このワーケーションであれば昨今のテレワークとうまく絡めることで休み明けに積りに積もった仕事と向き合わなければいけないストレスからも多少解放され、仕事を休んでないので罪悪感を感じることもありません。私も是非活用したい仕組みだと思いました。

山づくりも職場の環境づくりも継続して取り組んでいかないといけないですね。

それではまた。

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