弊社が管理させて頂いている、庄原市内の山林内で作業道を作設しています。
その過程で伐る必要があった木を造材し、市場に出してみようということになりましたので、今回はそのアシスタントとして参加しました。
まずはスリング(ベルトの両端が輪っかになっているもの)を木にくくります。

これを重機の先端にあるフックにかけて、作業道まで出します。

スリングの位置を木の真ん中へずらし、持ち上げた時に木が平行になるように調整します。

写真手前の機械は林内作業車といって、台の上に木を積み上げて搬出するものです。
残りの木を載せて移動します。

材として市場に出す際は、長さの規格が定められており、今回は4mと3mの2種類で出します。
以前に作業道を作設した際に、あらかじめその規格に沿いつつ余裕をもった長さに伐ってあります。
これは搬出の際に木口(木の断面)についた汚れを取り除くために伐っても長さが足りるようにするためです。
木口の径を測ってチョークで書くのですが、汚れていると見えなくなってしまうのです。
ということで木口をきれいに整えていきます。


すべての材の木口を整えて径を測り終えたら、いよいよトラックに載せていきます。
通常はグラップルという木を直接つかんで運ぶ、重機のアタッチメントを使用するそうですが、弊社はまだ導入していないことと、木の傷を最小限に抑えるために、今回の作業ではスリングを2本使用して吊り上げます。

吊り上げて運ぶ際に揺れが生じやすいので、慎重な操作と介添えを行います。
トラックに載せ終えたら、いよいよ市場に向けて出発です!
(ちなみに私は助手席です。重機も免許がないので運転しておりません。)
着きました!

市場ではたくさんの重機やフォークリフトが動いており、敷地の広さもあって見ごたえがありました!
トラックから材を下ろしてもらったら、社名と出した材の本数と規格を記録します。
査定の結果は即日ではなく日数を要するとのことですが、その間は少し緊張しますね笑
さて今回は作業のアシスタントを通して、伐った木を市場に出すまでの過程をお送りしました。
一連の流れを体験することで、木を材として見ることの実感が得られたと思います。
結果が待ち遠しいですね~!
それではまた!
~和田~