林業と気候

その他

こんにちは。株式会社FOREST WOKERの臼田です。

梅雨が明けたと言うのにじめじめした天気が続きますね。今回も写真は内容に一切関係ありません。

身近な異常気象

この株式会社FOREST  WORKERがある広島県庄原市はここ最近毎日のように警報がでてました。それも会社周辺は晴れているのにちょっと離れた現場は雷雨、しかも一気にすごい量が降って用水路が溢れかえると言う状態でした。洪水や土砂災害の警報が出た時もありました。熱海の今年は熱海で、毎年どこかしらで水害のニュースが流れるのが通例になってきてしまいました。降水量が増えていると言うよりは局地的に短時間で降るために、吸水、排水が追いつかず様々な問題が起きているイメージを持っています。今回は天候と林業の話をできればと思います。

雨の日の林業

林業に転職をしたと言う話をすると雨の日の仕事はどうしているのかと聞かれます。この株式会社FOREST  WORKERは基本的に仕事をします。雨の日の仕事は様々で現場に出る時もあります。先に出した最近の気候は朝は晴れているので現場に出て午後に雨に合うことが多かったです。暑いのでむしろ涼しくなり歓迎する部分もありました。しかし、雷がなり始めたら作業は中止です。雨の様子で危険が大きいと判断した場合には作業は中止、夕立であれば長めの休憩で雨をやり過ごしてから作業することもあります。古い合羽を私が使っていることもありますが、一日雨が降っている中作業して作業終了時には全身ずぶ濡れです。昼休憩の時に一度着替えて、終了後また着替えてと何度も着替えることもあります。濡れたまま休憩していると体力と体温を大幅に奪われます。

雨の日の仕事

雨の日は他に事務所にて仕事があります。使っている機械、刈払機やチェンソーをメンテナンスすることもあります。機械のメンテナンスには毎日使った時に行うものと週毎や月毎にそれぞれ時間をかけて行うものがあります。時間がある時に入念に管理することで機械を長持ちさせ、変化にも気づくことができます。それぞれの刃を磨ることを目立てと言いますが、これは毎回、その日の作業中でも休憩の時に行います。ですが、雨の日など時間がある時に落ち着いて確実に行うこともまた重要な作業です。他には事務作業があります。安全に関する委員会などを行っているのでその委員などは資料の準備や日々の対策の準備等をしています。ツリーケアサービスの営業や見積り作成なども時間がある時に集中して行います。他には現在所有している木材の加工などです。簡単なところで言うと、薪割りとかです。

その他の気候

最近の一番は暑さですね。これはもう研修でも散々話をされましたが、本当に命に関わる大問題です。空調服の支給、こまめな休憩と水分補給は行っていますが、それでも日中の作業では危険がつきまといます。熱中症になったという自覚症状も周りの人間が気付くのも非常に難しいと思います。初期症状は立ちくらみや大量の発汗、腓返りですが、野外で作業していれば汗はずっと流れていますし、ひどい立ちくらみまで行かなくても暑さでクラクラです。そこから先はもう病院に行くレベルになってしまいます。本人の体調でも左右されるので気温、湿度が高いだけでは判断できず、気象状況、体調、作業内容、水分補給や休憩時間など様々な要因が複雑に関連し起こります。お互いに気をつけあって対処している状況です。

逆に寒さはどうかと言えば、着込むことである程度対処はできるのですが、作業をすると汗をかき暑くなります。そのまま休憩に入るとぐんと寒くなり、体調を崩す要因になります。そのため汗のこまめな拭き取りや着替えは必須です。同じ現場が長い時はテントを張って寒さを凌ぎました。冷たい風が当たらなくなるだけでとても快適になります。

その他の不快要因

この時期で言えば虫です。前回のブログでも書きましたが、ブトに多数噛まれました。これからはアブが出るそうです。そしてハチの季節です。マダニやマムシなども危険ですね。ですが、圧倒的に多いのは虫に刺されることです。ハチなどはアナフィラキシーショックになって重篤化するので以前に刺されたことがある仲間は把握して再度刺されたりしたときの対処が早くできるようにしています。現場が山林の奥深くだと病院への搬送も時間がかかってしまうのでいざと言うときの対応はどのようにするか話し合っておくことが重要です。最近、トランシーバーの性能の良いものを導入して活用しています。

まとめ

自然相手の仕事のため自然の猛威にさらされ危険なことも多いです。だからこそしっかりした教育訓練とコントロールできること(機械の整備なども含まれます)を日頃からしっかり準備することで危険要因を減らします。自身の体調管理も重要な項目です。そう言った意味では体力は無いよりあった方がいいと思います。それよりも自分の限界を把握してしっかり自己申告、余裕がある時は周りを確認し、仲間への気遣いも大事ですね。会社をあげて安全には取り組んでいますが、これは終わりがなく常に追求していくことだと思っています。

今回は林業と気候について今思うところを書いてみました。性能のいい合羽がどうなのか試してみたいですね。最近は安くていい物が出ているようなのでそのような話も今後書いていけたらと思います。それではまた。臼田でした。

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