自伐型林業フォーラム in 安芸太田町

こんにちは。臼田です。

前回、触れられなかった安芸太田町での自伐型林業のフォーラムの様子を簡単にレポートさせていただきます。安芸太田町が主催し、NPO法人である自伐型林業推進協会が協力という形で開催されました。

3月12日(土)に安芸太田町にてフォーラムという形で代表理事の中嶋健造さん、福井の一般社団法人ふくい美山きときとき隊の宮田香司さん、鳥取県智頭町で活躍されている株式会社皐月屋、代表の大谷訓大さんの3名が登壇され、それぞれの活動や自伐型林業のお話をされました。最後には座談会のような形で3名のそれぞれの活動や思いを掘り下げる時間があり、大変勉強になりました。

皆伐と災害

自伐型林業という言葉がまだ全国的にも知れ渡っているとは思いませんが、昨年のクローズアップ現代で取り上げられたりと認知度も高くなり、弊社も細々ではありますが自伐型の施業を行っています。

代表理事である中嶋健造さんからは皆伐や道幅の広い作業道での災害の危険性について熱いお話がありました。詳しい内容はYouTubeでzibatsuニュースと言うチャンネルにて詳しく語られているので割愛しますが、皆伐という選択肢を取る際にはリスクも大きくなることを改めて痛感しました。

ZIBATSUチャンネル
山の技術を学べる映像を集めたオンライン講座や講義録などのカッチリ系ムービーのほか、山ならではの珍しい仕事ぶりを伝えるユルイ映像まで、「自伐型林業」の魅力を伝えるチャンネルです。 毎月の最新情報を伝えるZIBASTU(自伐)ニュースも企画中。ぜひチャンネル登録してお楽しみ下さい!

伐り過ぎない林業というだけでなく、山を守って育てていく林業の道のりはまだまだ遠いと感じました。これからも勉強が必要です。

自伐型林業と智頭町

次に鳥取県智頭町で活躍されている大谷さんが登壇されお話をされました。智頭町は街ぐるみで自伐型林業に取り組んでいる代表的な地域ですが、その智頭町にも森林組合は存在し施業もされているとのこと、その中で施業場所の折衷などは苦労もあることが伺えました。

これから自伐型の事業を進めていけば行くほどにそう言う課題は出てくるのだろうと思い、これからも智頭町での大谷さんの取り組みには勉強をさせていただこうと思いました。

昨年末に弊社のメンバーは智頭町に視察に行かせていただいています。良かったらそちらのブログも覗いてみてください。

自伐型林業と福井

最後に福井の一般社団法人ふくい美山きときとき隊の宮田さんです。宮田さんは初めてお会いしたのですが、実は弊社が今取り組んでいる休眠預金事業の先輩であり、自伐型林業の先輩でもあります。フォーラムの前にその休眠預金事業「失業者を救う自伐型林業参入支援助成」の報告会があり、そこで宮田さんの発表をオンラインで拝見していたので、勝手に後輩面しているわけですw。

【報告会4】「失業者を救う自伐型林業参入支援助成」(休眠預金)成果発表_福井

後の座談会でのお話だったかもしれませんが、施業地の確保のために山主様と交渉した時に、ウチには道(作業道)を入れないでくれ、と言われることがあると仰っていました。山主様のイメージでは山につける道と言うのは幅が3m以上でそれだけの幅にすると法面(山側の壁)が切り立ってとても高くなります。徒歩の場合、道がなければ斜面をまっすぐに登って行けたものが道がつくと切り立った法面を上がれなくなるので道に沿って大きく迂回するようになるのが山主様には容認できないことだ、と言うのがお話を深く聞いて行く中で分かり、実際には自伐型の道は幅が狭く法面も高くなりにくいです。さらにそこへ階段を作ったりする提案をして快く承諾いただいた話がとても印象的でした。

自伐型林業と広島

最後には安芸太田町長からのご挨拶もあり、盛大なフォーラムとなり、ちょっとお手伝いさせていただいた我々もいつか庄原の地でこの規模の集会を開きたいと固く思いました。

広島での現状をお話しすると先ほどから登場している安芸太田町が自伐型林業の最先端です。と言うのも町長がそこを強く支持してくださっており、昨年からお手伝いに行かせていただいているセミナーや今回のようなフォーラムも積極的に街ぐるみで行っています。広島県内ではまだまだマイナーな自伐型林業ですが、安芸太田町での取り組みを見習って弊社も頑張っておこうと思います。

安芸太田町地域おこし協力隊
安芸太田町地域おこし協力隊、広島県山県郡安芸太田町 - 「いいね!」2,061件 · 78人が話題にしています - 加計町、筒賀村、戸河内町が合併し、誕生した安芸太田町。広島県内で最も人口が少ない町ですが、自然や人情にあふれ、とて暮らしやすい町です。応援よろしくお願いします!

自伐型林業とFOREST WORKER

今回のプレゼンターである大谷さんや宮田さんとその後もゆっくりお話する時間があり、色々とアドバイスをいただきました。その中でも弊社はまずモデルとなる山林を完成させることからだと強く思いました。そしてそれを広く情報発信して行くこと。

環境保全型林業の完成を目指し、森林業として広く皆さんに認知していただけるように地道に着実に活動していければと思います。

それではまた。臼田でした。

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