「伐倒方向ヨシッ!!」

現場のこと

皆さまこんにちは!

庄原では、最低気温が20℃を下回るようになり朝は肌寒い季節となりました!

何をするにしてもいい季節になり始めましたね。

ここ1ヶ月、伐倒を行う仕事が多く様々な広葉樹・針葉樹を切らせてもらいました。

その間、最も意識したのが狙った場所に幹又は枝を倒し込むことです!伐倒のコントロールができるようになることでより安全な伐倒が行えます。それ以外にも、周囲の木を傷つけないこと、次の作業が速やかに完了すること、木の材としての価値を下げないことに大きく関係してきます。そのため、より確実な伐倒を行う意識をもって取り掛からなければいけないと思います。

では、どのようにしたら狙った場所に伐倒することが出来るのでしょうか。1本1本考えながら実践していきました。

まずは伐倒木の根元に立ち、伐倒方向を向いた状態で木の先端を見上げ、根本と先端がどれくらいずれているのかを判断する。そして伐倒方向の周辺木の幹・枝・葉を観察してどのように伐倒したいのかを考えます。この時、いかに具体的な目標を立てるかが大切になると感じました。具体的な目標とは「伐倒木の幹を伐倒方向に見える木と木の中間に収め、枝・葉は杭よりはみ出さない」といった目標です。

目標が明確になりどのように伐倒したいのかを考えられたら、受け口を作ります!

この時、受け口に斜め切りと下切りを行います。そうすると斜め切り面と下切り面が接する会合線という辺がうまれます!ここで頭に入れておくのが会合線は水平にすることです。こうすることで会合線に対して直角に木は倒れます!

そう簡単に納得のいく水平に切ることはできませんでしたが、回数を重ねると共に上達していくのが実感できています!

倒したい方向に受け口を作ったら、追い口切りをして伐倒します。

追い口の高さは受け口の高さ2/3程度に入れます。これももちろん、基本は水平に入れていきます。しかし、直径が40㎝を超えてくると、途端に水平に切るのが難しくなってきます。まだまだ、試行錯誤が必要ですね!

この追い口切りをする際、気にするのがどこまで切り進めるのかを見極めることです。一番初めは追い口切りをしながら伐倒木の傾きを確認しながら重心変化を見ることが出来ていませんでしたが、最近では重心変化を見て追い口切りを止めることが出来るようになりました!

ただ、そこで追い口切りを止めると切り残し面積が大きくなりバーバーチェアなどになる可能性も高くなることで危険なこともあります。実際に直径45㎝程度のコナラの伐倒時に切り残し面積が大きくなりすぎた為に、高さ2mまで裂け上がってバーバーチェアになり危険を感じました。

伐倒時は木の特性、状況をしっかりと踏まえた上で行うべきですね!!

また、月曜日から試行錯誤しながら頑張りたいと思います!

アキチョウジ

お昼休憩にブラブラっと山道を歩いてみると、道の両側に青紫色の花を見つけました!!花は透き通るような色をしていて、見ていると落ち着きました。葉を見ると、卵型で大き目な鋸歯縁をしていて、歯の表面には凹凸があり立体的をしていました!なので、いかにもシソ科の植物だとわかりました!

アキチョウジの花言葉は「秘めやかな思い」と、ロマンチックな花言葉ですね!

では、また。

伊藤でした。

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