「TREE WORKER:三良坂(前編)」

現場のこと

今回はいつもの山仕事と少し違う仕事をしたので、そちらを紹介します!!

弊社では新たにツリーケアサービスを開始し、その現場に初めて入らせてもらったのです。

現場は広島県三次市三良坂町になります。今回の施業する範囲は全域ではなく、依頼のあった木とその周辺の伐採となります。

ヒノキが立っていて、この下にお墓があるのでそちらには伐倒できません。

2本のヒノキが重なった状態で根元から倒れかけています。傾いた方向には神社の敷地がありプレハブ小屋があります。反対方向に伐倒しようにもクヌギの大きな枝が邪魔をしており、通常の伐倒では難があります。

施業を開始する前に、隣接した神社に安全祈願しました。

「知波夜比古神社」

神社正面にはケヤキの大木が聳えます。木の大きさから歴史を感じますね~!

境内にはスギ、ヒノキの大木がありました。その中にヒノキにそっくりのアスナロがありました!普段、あまり目にしない樹種でありながら胸高直径が約60㎝もあり興奮しました!!いいものが見れたな~

それでは、本題に移ります。

まずは作業に入る前に伐採する木に対してのお清めを行います。

木に対して、こちらの都合で伐採を行うのでその木に対する感謝や謝罪の意をこめます。

この現場では、お墓近くのヒノキの伐倒から始めました。お墓の真逆の範囲も敷地内のため、そちらに伐倒を行います。なので、周辺の草やササを刈り払い、伐倒方向の支障となる木・竹を伐採しました。

施業前

刈り払いと木・竹伐採後

これで、ヒノキを伐倒するスペースが確保できました!

いよいよ、ヒノキの伐倒に移ります。

伐倒方向をより確実にするため、安全を考慮するためにヒノキの上方にロープを掛け、ロープウインチで引っ張り込む形で伐倒をしていきます。ロープウインチで引っ張るとはいえ、伐倒木の受け口を正確に作ることが重要になってきます。なので、先輩方のような受け口が作れるよう、伐倒する機会のある現場ではレベルアップしていけるように頑張っています!

ロープウインチで引っ張る際、プーリー(滑車)をかませてロープウインチを操作する人が伐倒方向に入らない状況を作ります。

お墓近くのヒノキの伐倒が終わると見えていなかった林内が見渡せるようになりました!

施業前

伐採後

残る、2本のヒノキが重なった状態で根元から倒れかけた木の伐倒については次回お楽しみということで!!その後行った作業は、次回更新させてもらいます!

「チゴユリ」

かわいらしい小さな花を付けたチゴユリがヒノキ林内のあちこちに見られました。花も美しいですが葉の色・形が美しくずっと見ていられます!

チゴユリの花言葉は「恥ずかしがりや」「純潔」です。

恥ずかしがりやというのはやはり小さな花がうつむくように咲く様からつけられたのか、チゴユリにぴったりな花言葉ですね。また、白い百合に似たチゴユリは純潔という花言葉にもふさわしい花です。

あまり小さいために見落としがちだとか。山野を散策するときには地面にも注意を向けてみると、開花時期には簡単に見つけることができちゃいます!

では、また。

伊藤でした。

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