今回は「杉の町」として知られる、鳥取県智頭町(ちずちょう)で行われた木の特市に行ってきました。
智頭町は林業が盛んなところで、その歴史は長く、町内には樹齢300年以上になる「慶長杉」と呼ばれる人工林があります。
町内では森林組合や行政が一丸となって林業に取り組んでおり、力の入れ方がうかがえます。
特市とは平たく言うと木を買う場で、競りが行われます。
そんな智頭町で行われた特市ですが、会場に行って出迎えてくれたのがこちら。

樹齢100年以上はゆうに超えているであろう杉。
圧巻です。
それも一本や二本ではなく、10本以上は並んでいました。

こんなに立派な杉がたくさん並んでいる所を見るのは初めてです。
色や形も様々で、違いを見て楽しみます。
断面の色は乾燥の程度で変わるらしく、濃いほど水分が多いそうです。
個人的にはこちらのような濃い赤の色味がお気に入りです。

もう一つ、目を見張るものがありました。

こちらは広葉樹のトチノキです。
でかいです。とにかくでかい。
智頭町内は針葉樹の人工林が圧倒的に多く、それらに比べて広葉樹は数が少ないそうなのですが、その中から採れたもの。
大変貴重で、この木の周りには人だかりが出来ていました。
材木は大きさや用途によって分けて置いてあり、奥の方にある細いものはチップや薪、集成材になる物とのこと。

一通り見て歩くと昼になったので、カフェ「タルマーリー」で食事にします。
こちらは元々保育所だった所を改装してあり、とてもおしゃれでどこか懐かしさを感じるようなお店です。






メインはパンとビール。
どちらも種類が豊富です。


皆でピザを囲みながら、ビールを。
運転する方と私はソフトドリンクです。
このピザがまたおいしいんですよ。
食事をすませるころには、他のお客さんで店内が溢れ返っています。
人気ぶりが伺えますね。
タルマーリーを後に、午後から競りがあるということで再び会場へ行くと、さっそく行われておりました。(競りに見とれて写真を忘れました。すいません!)
私は競りをテレビで見たことしかなく、実際目にするのは初めてですが、結構好きです。
とめどなく流れる声が聴いていて心地良いです。
そういう方、他にもいらっしゃいませんか?
競りが終わるまでじっくりと聴き浸り、この日は会場を後にしました。