WOOD JOB!はやはり名作でした

コラム

今月からいよいよ緑の雇用が始まりました。

緑の雇用とは、林業の人材育成を目的とした研修制度で、座学で林業とそれに関わる知識を習得したり、実際に山へ入って機械を使い、木の伐倒技術などを学んだり、はたまたクレーンや玉掛け、なんとわな猟などについても学べたりと、幅広い技術が習得できる研修みたいです。

緑の雇用と聞いて私が思い出すのが、「WOOD JOB!〜神去なあなあ日常〜(ウッジョブ かむさりなあなあ日常)」という、映画です。

原作は三浦しをんさんの「神去なあなあ日常」という小説です。

おおまかなあらすじとしては、大学受験に失敗した主人公がたまたま見た林業のパンフレットに載っている女性に惹かれ、三重県の研修所へ行き林業の研修を受けた後、神去村(かむさりむら)という所で林業の会社に入って生活しながら、林業の大切さや田舎での暮らしを

経験していく、という流れです。

この映画の見どころはたくさんあるのですが、まだ見ていない方にネタバレしてはいけないのと語りすぎて文字多いよ!となりかねないので、ほどほどにしておきます(笑)

まずは村での暮らしぶりでしょうか。

私の地元、庄原市も場所によるのですが市内の多くは田畑や山が広がる田舎です。

私が住んでいる所も田舎ではあるのですが、この映画にある神去村ほどではなく、ご近所の方々も年数を減るうちに見かけることも少なくなり、付き合いも昔に比べ少なくなりました。(子供のころはご近所のご老人の方々との交流がありました。)

そんな中、この神去村では田舎ならではの付き合い、人と人との繋がりが強く、生活を送る上で暖かさを感じる場面が多いです。

伊藤英明さんが演じる役も、厳しくも優しい熱い思いの人で、主人公との関係性がまたいいですね。

また、山止めという、山に入ってはいけないとされる日で起こる出来事や(これは実際の林業でも存在し、所にもよりますが多くは12月12日だそうです)、神去村で48年に1回行われる「オオヤマヅミ」というお祭りなど、田舎での非日常を疑似体験できるような場面もあり、林業のみならずそれをとりまく周囲の環境や人々の暮らしぶりなど、幅広く楽しめる作品だと思います。

私も現場に入るようになって改めて見返してみると、当時より理解も進み、また違った見方ができて面白かったです。

山や田舎暮らしにちょっとでも興味のある方は、ぜひ観てみてください!

きっと新しい世界観が見つかると思いますよ。

それでは今日はこの辺で!

by和田

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