てみてプロジェクトとHIBA RINGsワークショップ

こんにちは、臼田です。

今回は先週行ったワークショップの様子をレポートします。

てみてプロジェクト

年度末にお声がけがあり、JR西日本広島の新たなプロジェクトへ参加しないかとお誘いを受けました。これが「てみてプロジェクト」と言うもので、きてみて、食べてみて、やってみて、触れてみてなどなど、地域の名産や名所、体験などをプロデュースするプログラムです。

実際に飲食や物品の生産、秀でた技術などを持っていながらお土産品や体験プログラムなどのBtoC商品に弱い企業のサポート行い、商品開発までつなげるプログラムです。商品化したものはJR広島駅のお土産売り場などで売っていただいたり、ECサイトにアップしてもらえます。

このプロジェクトで面白いと思ったのは1企業に対し、パートナーとなるデザイナーさんがつくことです。そこにさらに統括のアドバイザーさん、JRの担当の方々が加わって三つ巴、四つ巴で進んでいきます。

庄原でのてみてプロジェクト

今回、FOREST WORKERにお声がけいただいたのは庄原の木材を使った商品を作れないかと企画されたからでした。前々から木材のブランド化を目指している弊社としては願ってもないお誘いだったので二つ返事で参加させていただくことになりました。

庄原のてみてプロジェクトは舛元木工さんが中心となり、庄原商工会議所、FOREST WORKERの3社一体で、庄原木材活用チームとして参加しています。

デザイナーさんとの出会い

プロジェクトの最初に3日間のセミナーがあり、各デザイナーさんと顔合わせ、ワークをしてマッチングする機会がありました。10社の参加があったので同数のデザイナーさん、統括のアドバイザーの方々、そして全体のプロデューサーとJRの各担当の方々と錚々たるメンバーで会場で緊張しっぱなしでした。

セミナーの内容もとても面白く、デザイン経営という手法の講義が簡単にあり、それに応じたワークを行なっていきました。私個人としてはデザイン経営の講義だけで1週間くらい受けていたい、とても奥の深い手法だと感じました。

とはいうもののパートナーにデザイナーさんが付くのでプロの方にそこはお任せして、概略を頭に入れつつ、自分達が何をこのてみてプロジェクトで成したいか考えて行動していくこととなりました。

庄原チームのパートナーになったのは「千差」さんです。

自身の木製のおもちゃや雑貨もありつつ、木製品のプロデュースをされたりと自己紹介をされた時からマッチしたいと思っていた会社でした。希望が叶い一緒にプロジェクトを進めています。

年輪プロジェクトへ

庄原へ足を運んでいただいて、舛元木工さんの工場や近くの製材所、弊社事務所と見ていただきながら、何ができそうかうんぬんかんぬん。

後日、千差さんのショップ兼事務所へお伺いした際にそこでもうんぬんかんぬん。木の表情とも言える年輪を全面に出した製品で行きたいけど・・・ん~。そもそも年輪って需要あるかね?調べてみたいね。そう言えば今ワークショップの依頼があったからそこで輪切りのコースターを作るワークショップどうかね。来週末ですけど行けますか?行きます!!と言うことでワークショップの話が即決されました。

年輪コースターワークショップ

庄原ヒノキを使った年輪コースターのワークショップを行いました。イベントは「HIROSHIMA FACTORY」さんが主催されたhitoto広島Early Summer 🌿Marche🌿で東千田公園にて行われました。以前の職場の近くで何度か行った事はあったのですが、こんなに広い公園だったかな~?と思いつつ準備していざ開店。

内容は丸太を輪切りにしたものを紙やすりで磨くと言うもの。あらかじめチェンソーで切ったものを選んで磨くか、自分で手鋸を使って輪切りにして磨くか選択できるようにしておきました。

大盛況のワークショップ

隣のメダカすくいには負けていましたがw、お客さんがほぼ途切れる事なく来てくださり大盛況となりました。何より驚いたのが、ほぼ8割の方が木を切っていかれたことです。家族連れのため子供たちがやりたがったこと、親御さんが木を切る体験を子供にさせたがったことなど理由は考えられましたが、こんなに多くの方が切る方を選ぶとは思いませんでした。

週末の暑い中、汗だくになりながらみんな頑張って切っていました。

木の表情

同じ木でも切り出す位置によって輪切りの表情は変わってきます。色合いや節の有無、年輪がまん丸だったり、楕円形だったり様々な表情を見せてくれます。実際に切る時にお客さんに表情が違うので比べてから好きなところを切ってみてください。と伝えると大人子供に関わらずここがいい!とこだわりを持って切り出していました。やすりがけにしてもこれで完成というところはありません。輪切りの木材はどうしても割れが入ってしまします。そういった変化も楽しんでもらえたらいいですね。既製品ではない、未完成な完成品を皆さん楽しそうに作っていました。

終わりに

今回のイベントを通して、一つは年輪には需要がある。また木を切ったり、磨いたりするような簡単なことからでも林業に興味を持ってもらえるきっかけは作れること。そしてお客さんの顔が見えるのは楽しいということを感じました。

自社で取り組んでいる林業の普及や人材確保に役立てていける内容となりました。今後も積極的に行なっていきたいので、前回の研修も含めてSNSへアップしていきます。ちょっとでも興味があれば是非参加してみてください。

それではまた。臼田でした。

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