皆さまこんにちは!
これまでのブログでは(といっても始めて間もないのですが)、下刈りや草刈りといった現場を紹介して参りましたが、やはり林業と聞いてイメージされるのは、木を伐ることではありませんか?
今回はいよいよ木を伐る現場を紹介させて頂こうと思います!
今回お邪魔した現場は、弊社の事務所があります、庄原市市町の田原神社です。
この田原神社ですが、普段は人の出入りがなく静かな場所らしいですが、毎年11月にはこの地域の方々でお祭りをされるそうです。
そのお祭りでは、地域の子供たちが神社で太鼓を叩き神様に奉納する習慣があるそうです。
こちらの広場はゲートボール場としても利用されるそうです。
こちらが今回、伐倒する場所です。
社殿に木が差し掛かっており、倒れると危険ですね。
それでは準備開始です。
このまま木を伐ると社殿の方に倒れてしまいますので、ワイヤーとチルホールを使って倒す向きを調整します。
まず、近くの手ごろな木を探し、ナイロンスリングを巻きます。
次に、ワイヤーをチルホールに繋ぎます。
そして、伐る木をナイロンスリングで結び、準備は完了です。
倒れた木に当たらない様に移動し、
伐倒開始!
先ほどのチルホールに付けた取っ手を前後に動かし、ワイヤーを引っ張ります。
伐倒完了!
倒れた後は木の幹に結んだナイロンスリングを外し、細かく伐って行き(玉切り)、
きれいに棚積みします。
依頼されていた、社殿にかかる木を全て伐り終わり、今回の現場は終了です!
まとめ
今回の現場では、初めて実際に木を伐る所を見せて頂きました。
その中で私が特に大切だと感じたことが、準備でした。
社殿の方向へ向いている木を、どの位置から引っ張れば安全な方向へ倒すことができるか、チルホールを固定するための木はどこに生えているものがベストで、その木の強度は引っ張る力、重さに耐えられるものだろうか、作業する際の立っている位置は安全なのか、などなど、素人の私から見ても考える場面がたくさんありました。
そして、これらを安全に確実に、ケガや事故が起きないよう行うために、準備が大切だと感じました。
今回はいずれの木も比較的細いものでしたが、それに油断してケガをすることが多いと言うお話を聞きました。
私も今の内から心がけていきたいと思います。
ちなみに、これからの季節は間伐が始まるそうです!
今後の更新では、より規模の大きい「木を伐る」場面をご紹介して行ければと思いますので、これからもよろしくお願いします!
それではまた!